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グラスの美観保持
グラス専用機は通常の洗浄機よりも軟水使用や専用洗剤との組み合わせで、水垢や曇りが付きにくい設計。
ワイングラスや薄手のソーダグラスなど、壊れやすいグラスにも対応。
専用機の中には乾燥機能やリンス効果が優れた機種もあり拭き上げ不要なレベルまでグラスが仕上がる。
人件費削減、衛生面の向上にもつながる(拭き上げ時の指紋や繊維混入を防げる)
一般的な食器洗浄機よりもグラス洗浄に特化した洗浄プログラムを搭載しており、短時間で高品質な洗浄が可能。


まず、洗浄機対応を確認(グラスの底や説明書に記載)、非対応のものを洗浄すると、破損や変色の原因となる。
洗浄温度は高すぎると破損や変色の原因になります。(60℃~65℃前後を推奨、すすぎは80℃以下)
他の食器や金属製品と接触しないように、専用ラック又は仕切りのあるラックを使用。
洗浄中に倒れたりぶつかったりしないように、安定させてセットする。
鉛クリスタルは特にデリケートなため基本的には手洗いを推奨。
ソーダグラスはクリスタルに比べて熱や薬品にやや強いですが、急激な温度差に注意する。
いずれのグラスも、長時間の洗浄、放置乾燥がグラスに水垢、くもりの発生原因となります。


業務用食器洗浄機で使用される洗剤は、「中性」「弱アルカリ」「強アルカリ」に大別されそれぞれにメリットとデメリットがあります。
中性タイプは素材に優しくプラスチック、アルミ、塗装面などの痛みが少ない。
皮膚への刺激が少なく取り扱いが簡単、環境負荷が低く排水処理に配慮した製品が多い。
デメリットは、洗浄力が低く、除菌・殺菌を重視する現場には不向き。
弱アルカリタイプは中性タイプに比較し油脂分の分解力が高く素材への影響が少ない
デメリットはアルミ・銅製品に使用すると変色腐食の恐れあり(別途対応する製品有り)
強アルカリタイプは焦げ付き、タンパク質、油脂などの頑固な汚れに非常に効果的。
除菌力が高く衛生管理が必要な現場(飲食店・給食施設)で有効。
デメリットは、アルミ・銅・銀・プラスチックなどの素材を傷める可能性が高い(それぞれ対応製品有り)。
皮膚への刺激が強く、安全のため 取り扱い時には手袋やゴーグルが必要な場合もある。


コスト削減になる可能性
タンク湯をこまめに交換することで、汚れや油脂が蓄積されず、1回の洗浄で十分に汚れが落ちやすくなる。
→ 再洗いの手間、水、洗剤、電力の無駄が減る。
汚れた湯を使い続けると機械内部にスケールや油脂が蓄積しやすい。
→ 故障やメンテナンスコストを低減できる可能性。
コスト増になる要因
タンク湯を頻繁に入れ替えることで、水とエネルギーの消費が増える。
新しい水に入れ替えるたびに洗剤も新たに追加する必要がある。
→ 洗剤の使用量が増加
一律に交換頻度を上げるのではなく、昼ピーク後など時間帯や使用量に応じた設定が必要。


前洗いなしで洗浄できる代表的な汚れ
ご飯粒・パンくず(乾いていない場合)熱とアルカリで分解しやすい。
みそ汁・スープの残り(液体汚れ)比較的簡単に除去可能。
油汚れ/揚げ物の皿(軽度から中程度の汚れ)高温&アルカリが有効。
カレー・シチュー(半乾き~湿った状態)固着が進むと前洗いが必要。
卵・乳製品(新しい汚れ)焦げたり乾くと落ちにくい。
ソース・ケチャップ(多量でない場合)乾くとこびりつく場合がある。
野菜くず・小さな残渣(少量の場合)食器洗浄機のフィルターが詰まりやすいので注意。