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前洗いなしで洗浄できる代表的な汚れ
ご飯粒・パンくず(乾いていない場合)熱とアルカリで分解しやすい。
みそ汁・スープの残り(液体汚れ)比較的簡単に除去可能。
油汚れ/揚げ物の皿(軽度から中程度の汚れ)高温&アルカリが有効。
カレー・シチュー(半乾き~湿った状態)固着が進むと前洗いが必要。
卵・乳製品(新しい汚れ)焦げたり乾くと落ちにくい。
ソース・ケチャップ(多量でない場合)乾くとこびりつく場合がある。
野菜くず・小さな残渣(少量の場合)食器洗浄機のフィルターが詰まりやすいので注意。


業務用食器洗浄機で包丁を洗うことは以下の理由により基本的には推奨されていません。
包丁が洗浄中に他の食器やラックにぶつかると刃こぼれや刃が丸くなる恐れがあります。
高温、高圧の洗浄により鋼材の性質が変わる可能性があります。(特に和包丁などの炭素鋼)
包丁がラックの隙間から飛び出したり、倒れたりして、洗浄機の内部を傷つけたり、他の食器を破損することが有ります。
洗浄後の取り出し時に手を切るリスクが高まります。
どうしても洗いたい場合の対策
包丁専用のラック(刃を固定するタイプ)を使用する。
プラスチック製の保護カバーを刃につけた上で、洗浄機に入れる
ステンレス製の業務用包丁で、洗浄機対応と明記されているもののみ使用する。
原則として、包丁は手洗いが最も安全で適切です。
特に高価な包丁や和包丁は必ず手洗いし、乾いた布で拭き取りましょう。


通常の食器用洗剤(家庭用)は中性~弱アルカリ性で泡立ちがありますが、業務用洗浄機用洗剤は高温、高圧、短時間で洗浄するため、泡立ちを抑えた高アルカリ性洗剤です。
家庭用洗剤などを使うと泡が立ちすぎて、機械が故障したり、洗浄不足になったりする危険があります。
洗剤のpH、濃度、洗浄力、すすぎ性などは、洗浄機の動作と合わせて最適化されています。
専用洗剤以外を使用すると機械の寿命を縮めたり、衛生面に問題が出たりする可能性があります。
「純正洗剤は高いから安いもので代用したい」という場合でも互換性のある業務用食器洗浄機用洗剤を使用してください。


コスト削減は場合によっては可能ですが注意が必要です。
希釈タイプの洗剤は基準濃度内で正しく薄めることでコスト削減に直結します。
必要以上に高い濃度で使用していた場合は最適な濃度に変更することで無駄を省ける。
軽度の汚れなら低濃度でも落ちる場合がある。
リスクとしては
洗浄力が低下し、食器が十分にきれいにならない。
食器洗浄機にスケール(白いカルシウム汚れ)が溜まりノズルの詰りの原因となる。
すすぎ後の食器に汚れやヌメリが出る可能性。
洗浄機メーカーの保証対象外になることもある。


洗剤無しでも落とせる汚れ。(食器洗浄機が高温のお湯、強力な水圧を含め正常に作動している事が前提)
食後すぐの軽い汚れ(パンくず、飲み残しなど)
水溶性の汚れ(ジュース、一部を除くスープなどの残り)
ぬめりの少ない食器
洗剤無しでは落ちにくい汚れ
油汚れ(特に時間が経過したもの)
タンパク質の焦げつき(卵、チーズ、肉など)
ご飯類、乾いたソースのこびりつき
コーヒーやお茶の着色汚れ(カップの内側など)
衛生面では洗剤の除菌効果が得られないため十分な除菌ができない。
食器に曇りや水垢が残りやすくなり仕上がり不良となる。