業務用食洗機における給湯器の温度確認
食洗機を使用する際に、洗剤・乾燥剤(リンス)の残量があるか確認することは重要ですが、お湯の温度も重要となります。
洗浄温度は油汚れを落とすために60℃以上、すすぎ温度は食器の乾燥を早めるために80℃以上が理想です。
この温度を保つためにも、大元の給湯器の温度も高くすることが理想です。
機種にもよりますが、食洗機は基本的にブースター(ヒーター)を内蔵しているため、自前でお湯を沸かすことは可能です。
しかし、ガスブースターの無い100V電源の洗浄機は、熱量が非常に低く、お湯の温度を上げるのに非常に時間がかかります。
そのため、大元の給湯器の温度を高くすることが必要となります。
(例えば、ホシザキ製の食洗機は必要給湯温度が約75℃以上とカタログに記載があります。)
あまり頻繁に食洗機を使わないお店でしたら問題ありませんが、お湯の温度が上記より低い状態で使うことになると洗浄力が一気に落ち、食器の乾燥も時間がかかり不衛生な状態となります。
今一度、洗浄機の温度を確認するよう習慣づけるようにしましょう。
厨房一番 寺井