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アルコールで手指を消毒するときは、手についた水分をしっかりと取ってからやることが重要です。
厚生労働省の発表によりますと、アルコール濃度60%台以上で一定の有効性があると考えられています。
(参考:「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について|厚生労働省」)

そのため手が濡れている状態でアルコールを噴霧してしまうと、アルコール濃度が薄まってしまい消毒効果が見込めない状態になってしまいます。
アルコールを使う前に、ペーパータオルで手を拭いたり、ハンドドライヤーで乾かしてから使うようにしましょう。

厨房一番 M.N


食器洗浄機の中が泡立つと、泡を吸うことで洗浄圧が落ちてしまい、最悪の場合モーターに変な負荷がかかって故障の原因にもなります。
洗浄機のタンク内が発泡してしまった場合は、ほとんどの場合以下のどちらかが原因です。

  1. 中性洗剤の混入
  2. タンパク発泡

1は、食器の前洗い時に中性洗剤を使われたり、締め作業の際に洗浄機庫内を中性洗剤で洗うことで起こります。
洗浄機を使用する場合は、中性洗剤による前洗いは必要なく、お湯につけ置きして固形物を取るだけで十分です。
洗浄機庫内の清掃も、既に洗浄機用洗剤で汚れはふやけていますので、そのままスポンジなどで洗っていただければOKです。
2のタンパク発泡は、魚介料理店の方に多く、汚れの中に含まれるタンパク質が原因で発生します。

いずれの場合も、泡立ちが弱ければそのまま使って頂いて大丈夫ですが、汚れ落ちが悪いなど気になる場合は一度洗浄機のお湯を入れ直すのが良いでしょう。

厨房一番 K.H

詳しくは、このNews Blogの「食器洗浄機の正しい使い方」をご覧ください。

食器洗浄機の正しい使い方


皆さんこんにちは!厨房一番の鈴木です!

本日は業務用食器洗浄機の正しい使い方についてお話ししたいと思います。
普段、メンテナンスなどでお客様の元を回ると、「もったいない」使い方をされてる方が意外と多いため、
この記事を読んでぜひ正しい使い方を知っていただき、食器洗浄のコストを抑えてもらえればと思います。

食器洗浄機の正しい使い方とは?

①まず、下膳した食器の残菜を取り除きます。
②次に、お湯を張ったシンクに食器を漬け置きします。このとき、中性洗剤は不要です。お湯のみでOKです。
③しばらく漬け置きしたら、米粒やマヨネーズの塊などを取り除き、軽くすすいでラックに並べます。この際も中性洗剤は不要です。
④最後に洗浄機にかけます。


業務用食器洗浄機の正しい使い方 下膳した食器を中性洗剤無しのただのお湯に漬け置き、米粒などを取り除いてからラックに入れ、洗浄機にかけます。

業務用食器洗浄機の使い方

中性洗剤がいらない理由

理由は大きく分けて2つあります。
①洗浄機は、中性洗剤無しで大きな洗浄力を持つため。
②洗浄機は、中性洗剤が混入してしまうと庫内が泡立ち、水圧が低下して洗浄力が下がってしまうため。

洗浄機は強力なアルカリ性洗剤と噴射されるお湯の水圧で汚れを削り取り、洗い流し、最後のすすぎで洗剤の除去及び高温殺菌をします。
そのため、中性洗剤を使って下洗いをすると、使った中性洗剤の分もったいないことをしていることになります。

また、洗浄機の中に中性洗剤が入ってしまうと、庫内が泡立ってしまい、噴射口が泡を噛んでしまい水圧が落ちて洗浄力が落ちる他、モーターへ想定外の負荷がかかり故障の原因ともなります。
このため、洗浄機に入れる前の下洗いでは中性洗剤は不要です。

お店のクローズ後、洗浄機庫内を洗う際にも、中性洗剤は使わなくて大丈夫です。
日中の使用において洗浄機庫内もしっかりと洗剤がかかっているため、汚れはすでにふやけています。
そのため、お湯でブラッシングするのみできれいに汚れが落ちます。

中性洗剤を使ってしまうと、すすぎきれなかった中性洗剤が残り、翌日泡立ってしまう原因となります。
もし、中性洗剤を使わないと行けないほど汚れている場合は、洗浄機用洗剤の濃度が低い可能性がありますので、
洗剤の残量が無くなっていないか確認し、無ければ補充を、あるなら一度メンテナンスをご依頼頂くのがいいかと思います。

それでは、本日はここまで!
次回もよろしくお願いいたします。


名古屋市内の居酒屋さんから、食器の洗い落ちが悪いと連絡があり訪問してきました。
確認すると洗浄機用洗剤の容器が空のまま使用されていました。
新しい洗剤をセットし、食器洗浄機への洗剤供給装置を点検し、問題ないことを確認しました。

種類にもよりますが供給装置は洗剤がなくてもブザーなど鳴らないため、意外に多いトラブルです。
洗剤が空だとお湯のみで洗うことになり、汚れが落ちなくなりますから、クローズ作業時などに必ず目視確認をしましょう。

厨房一番 K.H


食器洗浄機に食器をかける際はラックに並べて入れますが、入れ方で注意すべきことがあります。
ひとつは、食器に水が溜まらないように置くこと、もうひとつは、食器を入れすぎないことです。

食器に水が溜まってしまうと綺麗にすすぐことができず、洗浄液が残ってしまった状態で使うことになります。
底の深い容器は必ず下を向けて入れるようにしましょう。
また、食器の入れ過ぎも、ノズルから噴射された洗浄液が食器に当たらず洗えない原因となります。

最終的には、仕上った食器をお客様に提供する事が大切です。
食器を並べるラッキングも大切ですが、洗い上がったあとに目視で洗い残りの確認が必要となります。

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