業務用食器洗浄機の前洗いに中性洗剤は必要か?
業務用食器洗浄機に前洗い用の中性洗剤が必要かどうかは、いくつかの要因によります。
食器の汚れの種類と程度
油分汚れの食器は、業務用食器洗浄機で全て洗浄できます。
ごはん類、玉子、わさび等の汚れは、シンクへに溜めたお湯への浸漬が効果的です。
水面の油分を取り除くために一滴、二滴の中性洗剤は効果的です。
調理器具の洗浄
調理器具は汚れの程度により中性洗剤を使用して手洗いをすることがあります。
手洗い後に、洗浄殺菌、すすぎ、乾燥を行う為に、洗浄機を使用するときには、中性洗剤が洗浄機内に入らないように注意してください。
中性洗剤使用によるデメリット
食器、器具等の手洗い、浸漬時の中性洗剤が、残留したまま洗浄機内に入ると、洗浄機内で泡が溢れ、洗浄能力が大幅に低下します。
発泡が過剰になると、機械内部のパーツにダメージを与えることがあります。
特に洗浄ポンプは泡の中で空回り状態になりメカニカルシールに損傷を与えます。
食器洗浄機には、中性洗剤の使用は特に必要ありません。
器具等の手洗い洗浄時には低発泡性の中性洗剤、浸漬時には専用浸漬剤の使用を推奨します。