食器洗浄機の正しい使い方
皆さんこんにちは!厨房一番の鈴木です!
本日は業務用食器洗浄機の正しい使い方についてお話ししたいと思います。
普段、メンテナンスなどでお客様の元を回ると、「もったいない」使い方をされてる方が意外と多いため、
この記事を読んでぜひ正しい使い方を知っていただき、食器洗浄のコストを抑えてもらえればと思います。
食器洗浄機の正しい使い方とは?
①まず、下膳した食器の残菜を取り除きます。
②次に、お湯を張ったシンクに食器を漬け置きします。このとき、中性洗剤は不要です。お湯のみでOKです。
③しばらく漬け置きしたら、米粒やマヨネーズの塊などを取り除き、軽くすすいでラックに並べます。この際も中性洗剤は不要です。
④最後に洗浄機にかけます。
中性洗剤がいらない理由
理由は大きく分けて2つあります。
①洗浄機は、中性洗剤無しで大きな洗浄力を持つため。
②洗浄機は、中性洗剤が混入してしまうと庫内が泡立ち、水圧が低下して洗浄力が下がってしまうため。
洗浄機は強力なアルカリ性洗剤と噴射されるお湯の水圧で汚れを削り取り、洗い流し、最後のすすぎで洗剤の除去及び高温殺菌をします。
そのため、中性洗剤を使って下洗いをすると、使った中性洗剤の分もったいないことをしていることになります。
また、洗浄機の中に中性洗剤が入ってしまうと、庫内が泡立ってしまい、噴射口が泡を噛んでしまい水圧が落ちて洗浄力が落ちる他、モーターへ想定外の負荷がかかり故障の原因ともなります。
このため、洗浄機に入れる前の下洗いでは中性洗剤は不要です。
お店のクローズ後、洗浄機庫内を洗う際にも、中性洗剤は使わなくて大丈夫です。
日中の使用において洗浄機庫内もしっかりと洗剤がかかっているため、汚れはすでにふやけています。
そのため、お湯でブラッシングするのみできれいに汚れが落ちます。
中性洗剤を使ってしまうと、すすぎきれなかった中性洗剤が残り、翌日泡立ってしまう原因となります。
もし、中性洗剤を使わないと行けないほど汚れている場合は、洗浄機用洗剤の濃度が低い可能性がありますので、
洗剤の残量が無くなっていないか確認し、無ければ補充を、あるなら一度メンテナンスをご依頼頂くのがいいかと思います。
それでは、本日はここまで!
次回もよろしくお願いいたします。