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ストレート配置のメリットは、食器の投入から取り出しまで一直線で流れるため、オペレーションが単純で分かりやすい。
洗浄後の食器を取り出すスペースが広くとれる。
大型の機械でも設置しやすい。
デメリットは厨房レイアウトによりスペースを多く取ることが有る。
長いスペースを必要とするため、厨房の動線と干渉する可能性がある
コーナー配置のメリットは、省スペース設計が可能で、厨房の角に設置できるので、狭いスペースでも活用できる。
食器の投入と取り出しが近くなるため、作業者の動線が短縮できる。
洗浄エリアを厨房の端にまとめられるため、他の作業と干渉しにくい。
デメリットは、大量処理時に90度のカーブ部分で食器の流れが止まりやすいことがある。
広い厨房で作業スペースを確保できるならストレート配置が効率的。
狭い厨房や動線を短くしたいならコーナー配置が適している。


洗浄機の性能を最大限に活かすため、食べ残しや油汚れを事前に流水やブラシで軽く落とす。
スプーン、フォーク、ナイフを混ぜすぎると重なり合って汚れが落ちにくくなるため、種類ごとに整理する。
カトラリー用のメッシュバスケットや仕切り付きのラックを使うと、重なりを防げる。
小さめのカトラリー(ティースプーンなど)はバスケットの中に持ち手を下向きにして立てて入れる。
大き目のカトラリー(ナイフ・フォーク)は重ならないように横に寝かせる、又は間隔を空けて並べる。
洗浄後は出来るだけ早く乾燥させる。
特に光沢が必要な場合は、乾燥後にクロスで軽く拭くと美しく仕上がる。


材質による注意点
プラスチック(ABS樹脂、メラミンなど)は、耐熱温度を確認(80℃~100℃が多い)。
漆器(木製、ウレタン塗装)は、高温に弱いため食器洗浄機の温度設定に注意する。
ステンレス、アルミ製は食器洗浄機での使用はできるがアルミ製品については使用する洗剤に注意(アルミ対応品を使用)。
弁当容器にはご飯粒やタレが残りやすいため、洗浄前の作業が必要。
油汚れやソースが多い場合は水やお湯で軽くすすぐ。
こびりついた汚れはスポンジやブラシで軽くこする。
漆器以外の材質に付いては上記作業を軽減するため専用の前浸漬剤(酵素配合)の使用をお勧めします。
漆器や耐熱温度が低い一部のプラスチック容器は手洗いを推奨します。


必要です!
供給装置の誤作動により、適正な洗剤濃度が維持できなくなる可能性がある。
洗剤が多すぎるとすすぎ残りとコストアップが発生、少なすぎると洗浄力が低下する。
長期使用による供給ホースやポンプチューブの劣化しやすいため定期的に亀裂、詰り、変色などを確認する必要がある。
劣化したホースは洗剤漏れの原因となり、周囲の機器を傷める可能性がある。
洗剤供給装置が正常に作動していれば、無駄な洗剤の消費を防ぎ、コスト削減につながる。
異常が発生してから修理するよりも、点検により早期発見、対応によりメンテナンスコストを抑えられる。


洗浄タンク湯を抜いてしまうと、次回使用時に再び湯を溜める必要があり、従業員の手間が増え、給水、加熱と時間やエネルギーを消費する場合があります。
アイドルタイムが短時間(1~2時間程度)である場合は、タンク湯を抜かず保温状態を維持する方が効率的です。
アイドルタイムが長い(2時間以上)場合は、タンク湯を抜いて清掃し、再利用時に新しい湯を使用する方が衛生的かつ経済的です。
洗浄機メーカーによって長時間稼働しない場合にお湯を抜くよう推奨されている場合がありますので、それに従うのが最善です。
いずれにしても、洗浄業務終了後は必ずタンク湯を抜き、清掃し可能であればドアー開け、洗浄機庫内、洗浄タンク内を乾燥させてください。